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徒然なるまま 我が家の旅日記

 

徒然なるまま 我が家の旅日記

「大阪→福岡」徒然に我が家の引越し日記

徒然なるままに・・・。
これは、『徒然草』の序章にある一節、「暇にまかせて・・・」という意味のようです。

我が家はこれまで数回の引越しをしてきました。
もちろん、「暇にまかせて」引越しをした事なんて一度もありません。(笑)

”徒然なるまま”という言葉の響きはなんとなく好きです。
そして、”旅日記”はというと、今回の我が家の引越しって、『思えば遠くへ来たもんだ』という歌のような遠距離の引越し。
自分達の知らない、まだ見ぬ土地への思いをはせて・・・。
いってみれば旅のようにも感じて、あえて”旅日記”としました。

これまで大阪育ちの我が家が重ねた引越しは、ほとんどが関西圏の中での引越しでした。
そんな家族が、突如関西圏からなんと九州へ・・・。
そう!大阪から福岡への引越しです。
大阪で育った親と大阪で生まれた娘たち。娘たちは引越しが決まった当初から結構ウキウキ! 親はというと、「あいつら3人(娘たち)に、九州は合うんやろうか?」
<当時娘たちは、上から、小4、小2、保育園の年長さんという構成でした>
まぁ、正直言って、不安と期待の入り混じった複雑な心境でした。

そんな家族5人が福岡県に越してきて早幾年・・・。
長女が15歳になりますから、考えてみると、長女以外の下の二人は福岡での暮らしのほうが長くなってしまいました。 子供たちは親の心配をよそに、しっかり福岡県人になっているのかもしれません。

そういえば、ちょっと面白いことがあります。
福岡での暮らしのほうが長くなってしまった子供たち。 学校のお友達と話すときは北九州弁(と言うのかな?)で話しているのですが、家に帰ってくるとバリバリの大阪弁に。
器用というのか、順応性があるというのか・・・。これも、ひょっとしてバイリンガル? それに対して親のほうはというと、多分何十年九州で暮らしても大阪弁は抜けないでしょうね。 大人になるとそういった言葉(方言)の影響って受けなくなるんでしょうか?
それはともかく、大阪から福岡に越してきた当初は、結構いろんなことに驚いたものです。 なんていいますか、それこそ文化の違いとでもいうのでしょうか。

現在は北九州市に隣接する街に暮らしていますが、7年前に福岡県に引越して来て、初めてお世話になった町は、 九州を代表する都市でもある福岡市に隣接する『那珂川町』というところでした。
この街は、正確には『筑紫郡那珂川町』といいます。 筑紫郡とはいっても、現在はこの『那珂川町』一町だけの、いわゆる一町一郡の構成になっています。 以前は『那珂川町』に隣接する大野城市・春日市・筑紫野市といったところも筑紫郡だったそうです。
越してきた当初は、大阪の知人などに住所を教えると「もしかしてすごい田舎~?」みたいに聞こえたようです。 ところが、この那珂川町はというと実際はそんな田舎ではなくて、位置的には福岡市南区に隣接する位置にあり、 小・中・高等学校や商業施設も充実しているうえに、博多駅や天神、そして福岡空港といったところへ車で30分以内という利便性! どちらかというと、郊外のベッドタウンという感じの街です。

そしてこの街には、『全国でここしかない!』といえるものがあります。
鉄道ファンの方なら良くご存知かもしれません。山陽新幹線の終着駅って博多駅ですよね。 その終着駅である博多駅のひとつ先にもう一駅あるなんて、皆さんご存知ですか?。
実は『博多南駅』という駅が存在しているのです。那珂川町にあるといっても、駅のホーム自体は春日市に位置しているようです。 駅の出入り口(駅舎や改札)が那珂川町にあるということになります。
私が初めてこの駅の存在に気付いたのは、私がまだ福岡に引越してくる前、 仕事で新幹線を利用して博多駅のホームに降り立ったときの事です。
私の降りたホームとは反対側のホームに、新大阪方面とは逆の方向から初期型の車輌がホームに入ってきました。 新大阪~博多間で『こだま号』として使われている0系新幹線、いわゆる「夢の超特急」としてデビューした初期型のタイプです。
私は新幹線の車輌基地からホームに入ってきたのだと思い、その車輌を眺めていました。 ところが停車したその車輌から乗客が大勢降りてくるのです。驚いて、ホームに掲げられた駅名が書かれた案内板を見ました。 よく見ると、『小倉』と書かれた新大阪方向とは逆側、駅など無いはずの反対方向の欄に『博多南』と書かれているのです。
「新幹線博多南駅?、それって何??」ですよね。
後で聞いて解ったことですが、元々は新幹線の車輌基地への回送線路だけだったものを、 基地が位置する春日市や那珂川町の要望からこの街に駅が出来たようです。 平成2年から『博多南駅』として開業。車輌は新幹線ですが、路線としては在来線扱いということです。 料金も乗車券190円と、特別に設定された特急料金100円を加算した金額の290円が乗車料金です。
たった290円で新幹線に乗れちゃうのです。
おそらく、この料金で堂々と新幹線に乗れるなんて全国でもここだけだと思いますよ。
博多南駅は、平成17年には駅前ビルもオープンし、今では、その駅ビルの2階部分と直結したオープンフロアまであるという、 ちょっと立派な駅となっています。

博多南

2階広場部分にある駅入り口。

 博多南駅

(左)2階にあるオープンフロア(広場)この下にはバスターミナルがある。
(右)博多南駅周辺の街の風景。高層マンションが建ち並んでいるのは利便性の良さから。
※ 現在は九州新幹線の全線開業に伴って博多駅から鹿児島までの途中に存在する駅という位置づけみたいになっていますが、 この駅は新幹線鹿児島ルートから駅直前で線路が分岐されて駅に入線するようになっているみたいです。 やっぱり特異な存在の駅ですね。


大阪で暮らしていたときには何処へ行くにも、車以外での移動手段として大抵は電車で目的地に行けたものでした。 でも、福岡ではなかなかそうはいきません。そのかわり、驚くほどにバスの路線が張り巡らされています。 路線が充実している分、街中を走っているバスの台数も半端じゃありません。 今にして思えば、福岡に越してきて最も驚いたのが街中を走るバスの台数でした。 いたるところで数珠なりになっているバス、バス、バス!・・・バス!バス!。
しかも独禁法に掛からないの?と言いたくなるくらい、これが全て西鉄バスなんです! どれくらいバスが多いかというと、『もし福岡市内の道路からバスが無くなったら間違いなく渋滞は解消されます!』 と言い切れるくらいのバスの台数といえばいいでしょうか?
でも、もしバスが無かったら自家用車の数がとんでもなく増えるでしょうから、結局渋滞かな?

西鉄バス

まるで列車のように「連結?」と思ってしまうくらい数珠なりになった西鉄バスの群れです。
ちなみに、上の写真は、特にバスが多く集まってくるという特別な場所ではありません。 福岡市内の中心部では、ごく普通に目にする風景だといえます。 とはいえ、このバスの路線網のお蔭で市民生活が成り立っているのですから・・・、 やはり、群れを成している西鉄バスには感謝・・・なのかも!

ちなみに、福岡に来て驚いたことはこれだけではありません。
他にも文化の違いというか、生活習慣の違い(ちょっと大袈裟?)が数々・・・。
せまい日本も所変われば・・・、というのを実感しました。

機会があれば、ホームページを更新したときにご紹介したいと思います。


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